バレンタインデーに散歩していたら、
姫椿の実が落ちていました。
形が変わっているのが
ずーっと気になっていたので、
拾ってよく見ると、5裂して
間に薄い種がはさまっています。
椿の種はころっとしているのに、
姫椿は松ぼっくりのように開いて
間の種子が飛び出すようです。
初夏には、放射状に広がる
多数の球形が開くまで蕾なのか
実なのか分かりませんでした。
椿(ツバキ科)は離弁花ですが、下半分が合着した雄しべが花冠とつながっているため、花ごとポトリと落ちます。茶の木(ツバキ科)、姫椿(ヒメツバキ科)、夏椿(ナツツバキ科)も、雄しべの基部が合着して花冠とつながっています。
これに対して、日本固有種のサザンカ(ツバキ科)は、雄しべの合着が弱く筒状にならないため、花びらが散ります。